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2008/07/14

エコロジーの欺瞞

暑くなってきました。そしてジメジメとしています。梅雨の時期は湿度が高くて嫌になってしまいます。

08071401 最近、写真がなかったので、先日行ったアヤメが有名な公園で撮った写真を載せてみたいと思います。35mmフィルムのフォルティアで撮ってみました。茎の緑色とかが、なかなかコッテリと載っています。

さて、話題は変わって、地球温暖化の問題が取りざたされて久しい昨今ですが、皆さんはなにか地球に良いことをされているでしょうか。地球温暖化に対しては、特に二酸化炭素の排出量を減らすことを目的とした取り組みが、民間や企業、政府からなされているようです。

しかし、これらの活動、どうも今一つ腰が引けていると思いませんか? 思ったあなたはスルドイです。実は、これらの活動はある種の矛盾をはらんでいます。それを今回は書いてみたいと思います。

さて、温暖化対策として最近目にするのが、たとえば「買い物の際はレジ袋をやめてエコバッグにしよう」とか、「車は、より燃費のいいハイブリッドカーにしよう」などと宣伝されています。このようなことから、エコな取り組みとは、コストがかかるもの、対価を払わなければならないもの、と思われがちです。しかし、ここに誤解があります。

先ほどの宣伝を、次のようにしてみたらどうでしょうか。「買い物は止めよう/減らそう」 「車に乗るのは止めよう」。どうでしょう。これほどエコなことはありません。また、新しいものを買ったりしなければ、当然コストもかからないわけですから、我々としても大助かりです。生活にどうしても必要なものは仕方ありませんが、たとえば食品でいうと菓子類や嗜好品を減らす、服は長く着る、電化製品は壊れるまで使う。移動は可能な限り自転車。読書は図書館で。飲み会も減らす。休日の旅行は近場で。冠婚葬祭もこぢんまりと。結構我慢も必要ですが、引き換えに非常にコストがかからない生活になり、地球もハッピー、我々もハッピーとなるわけです。

しかしながら、買ったり消費したりすることを止めさせるような活動を、おおっぴらに言うことはありません。ここにエコロジーと資本主義社会の大きなジレンマがあります。この点を理解しているかどうかで、エコ活動に対する見方がかなり変わってくると思います。

エコ活動を啓蒙しているマスコミは、主に広告収入を収入の柱としています。広告とは、すなわち「コレを買ってください」と視聴者に訴えなければなりません。間違っても、「モノを買うな」とは言えないわけです。もうお分かりですね。マスコミでは、エコを啓蒙しつつも、モノを買う、消費する方向でなければ伝えることが出来ないわけです。番組内で「モノを買うのは止めましょう」などと言ってしまった日には、ただでさえ広告収入が激減している昨今、広告主がいなくなってしまいます。

では、NHKなどの公共放送ではどうでしょうか。こちらでもやはり「買わない」というエコ活動はタブーの如く伏せられている気がします。これはなぜでしょうか。これは私の想像になりますが、消費者が消費活動を抑えると、直接的には企業が売上を落としますが、企業からの税収が大きな柱となっている政府にもその影響が及びます。このことから、やはり政府・国家の見地からも消費抑制は好ましくありません。このようなことからかどうかは分かりませんが、「買うな」とは言えないのでしょう。

以上のように、そもそもエコと資本主義というのは矛盾しているものです。しかしながら、やはりこのまま大量消費社会を突き進んでいくと、取り返しのつかない事態になることは避けられないでしょう。「エコ替え」という言葉も流行っているようですが、それよりは「エコ不買」というのも少しは考えるべきかもしれません。

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