ちょっと暖かくなってきたと思ったら、また寒くなるの繰り返しですねぇ。今日は冷たい雨が降り注いでいます。会社の構内に、名前が分からないのですが葉っぱの芽が出かかってる植木があって、日々芽生えていくのが結構見ていて楽しいです。
さて、先日投稿した新イヤホンGet!という記事がありましたが、私の耳ではどうも音質になじめずに、ちょっと違うものを探してみようかということになりました。中・高域の音が良いという触れ込みで購入したのですが、このクセが結構強くて、極端に言えばまるで電話で音楽を聞いているような音質に聞こえてしまいます。
今までは、ヘッドホン・スピーカー両方とも、原音に忠実で誇張しないようなモデルを選んできました。そうなるとやはり中高域が綺麗に鳴ってくれる分解能の高いモデルに目が行きがちでした。しかし今回の件で、どうせ違うものを選ぶのなら、いままでとは趣向を変えて選んでみようと考えました。ちょっと原音指向に拘りすぎたのかもしれません。
そもそも私が好む音楽ソースにはフラットな音域特性を持つものが多いので、再生環境は多少ドンシャリしているくらいがいいのかもしれません。そして、正確な再現性よりは、音楽を楽しむ鳴り方をしてくれるもの、という観点でイヤホンを物色してみました。そこで目に止まったのが、パイオニアのSE-CLX9、そしてDENONのAH-C700。両方とも分解能や再現性よりは低音の量感や音楽性を楽しめる感じです。
両方のクチコミを見ていると、CLX9のほうはチップを変えると結構音質が変化するようで、その辺が楽しめそうではあるのですが、逆に評価が固まっていないように見えました。これは、購入するにあたっては不安に思えてしまいます。一方、C700のほうは量感ある低音と、そこそこ綺麗な高音、ノリを楽しめるというような評価で一定していました。それ系の掲示板なんかでも、この価格クラスのイヤホンで、とりあえず人に勧めるならこれ、みたいなスタンダードになっています。
というわけで、清水の舞台から飛び降りて購入してしまいました。写真では風変わりな形に見えますが、本体もプラグもアルミ削りだしの金属製で高級感があります。またケーブルが絡みにくい材料(エラストマー)で出来ていて、ちょっと硬いのですが使いやすいです。事前の情報で、添付のイヤーチップではすぐ耳からはずれたりして使いにくいという情報を得ていたので、購入と同時にオーディオテクニカのファインフィットSを入手しておきました。これを使うと私の耳にはいい感じにはまります。
さて、肝心の音質ですが、やはり何といっても低音がボリューム感たっぷりです。ここで注目したいのは、低音の音域です。他のイヤホンでは、低音が強いと言っても100~250Hzくらいのブーミーな低音が強調されている場合が多いのですが、このイヤホンの特筆すべき箇所は、もっと深い30Hz付近くらいから低音が出ている点です。これは本当にビックリで、ジャズなどを聴いてもウッドベースの基音がしっかり聞こえてきます。下馬評で、他のイヤホンとは低音が違う、と言われているのは、この点なのかもしれません。
そして低音だけかというとそんなことはなく、綺麗な高音もしっかり鳴ってくれます。量感ある低音に押され気味ではありますが、上品で繊細なさらさらした感じの高域が心地よいです。物足りないと思うときはプレーヤのイコライザなどで高域を+3dBくらいあげてやれば十分です。一方、低音高音が綺麗な分、やはりボーカルなどの中域は引っ込みがちになってしまいます。特に最近のJPOPにありがちな、ドンシャリ録音な曲を聴くのは辛いかもしれません。このイヤホンは、意外とクラシックに合うという話もあります。
結果としては、このイヤホンはとてもいい買い物でした。巷のレビュー通り、音楽を楽しく聴かせてくれます。またこのイヤホンの魅力である深い低音は、一度ハマると病み付きになります。オーバーヘッドのヘッドホンでもここまで聞かせるのは少ないのではないでしょうか。
さて、ここで裏技をひとつ。写真を良く見ると分かるのですが、ちょっと細工をしてあります。低音がちょっと強すぎるなぁと思う場合には、後面のポート(アコースティックオプティマイザーというらしい)をテープなどで塞ぐと、低音を抑えることができます。しかも、深い低音はそのままで、ブーミーな低音が抑えられる感じになるので、私は粘着テープで常時ポートを塞いで使用しています。おそらく音漏れ対策にもなるのではないかと思います(測定したことはありませんが)。
というわけで、皆さんも自分にあったスタイルのイヤホンを探してみてはいかがでしょうか。
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