ケロシン化のススメ - (1)ペトロマックス HK500
このブログも長らく間が空いてしまいました。前回記事から1ヶ月。震災対応で仕事がバタバタしていたり、社会人学生をやっている関係で、連休中は大学の授業があり、都内でヒーヒー言いながら勉強していたりと、なかなか充実(?)した日々を送っておりました。
私が住んでいる地域は地震の被害が比較的少なく、震災の爪あとも修復されつつあります。各企業や商店などもほぼ平常化してきていて、震災前の日常に戻ってきています。しかしながら宮城・福島を始めとする大被害地域では、まだ復興が進んでいない地域が多いようです。原発事情も予断を許しません。これらの地域へは、1日も早く復興するよう、微力ではありますが出来る範囲での活動をしていきたいと思います。
さて、震災直後は、私の住んでいる地域も停電断水と、物資・燃料不足などがありました。この中でもとりわけ停電は困りました。夜には懐中電灯の明かりで過ごしましたが十分な明るさではなく、地震で棚から散乱したものにつまづいたりして、不便な思いをしました。普段から、万一の停電のときに使える、明るい照明を準備しておくべきと反省しました。
電池、またはバッテリ式のランタンなどもありますが、ご存知のとおり計画停電に向けた電池の品薄で、電池の入手が困難な状況が続いています。もうすこし視野を広げてみると、キャンプ用品のマントルランタンなどもあるようですが、ガスボンベやホワイトガソリンを使うため、こちらも入手性や発火の危険など、ちょっと心配です。
ところで、この分野をさらに調べると、灯油(ケロシン)を使ったランタンがあることを知りました。灯油は常温では蒸気にならないため引火せず、しかもその辺のガススタンドで安く買えるので、安全で低コストです。ただし、火がつきにくいがために、「予熱」という操作が必要なこと、そしてランタン本体が少し高価なようです。うちでは灯油ストーブを使っており、灯油は常備してあるため、突然の停電時にも照明として活用できそうです。
原発の運転停止の話などを聞くと、電力不足が深刻になったら計画停電が復活することもありえそうな雰囲気です。ここはひとつ、多少面倒で高くともいっちょ行っとくか、ということで1つ購入してみました。
「ペトロマックス」は灯油ランタンを製造しているメーカーですが、このメーカーの HK500 ブラス(真鍮)モデルです。4月中旬に、とある山岳系グッズショップに注文し、1週間くらいで到着しました。開封してみたところ・・・デカい。
ちなみに、このランタンは屋外用なので、家の中では使用できません。え?じゃあオマエはどう使ってるんだって?
・・・それはご想像にお任せします。まあ、あくまで自己責任ということで。
灯油ランタンは、タンクに圧力をかけて燃料を噴射します。そこで、写真右下の青いノブをシュポシュポと、自転車の空気入れのように動かして圧を掛けます(ポンピング)。そして予熱用バーナー(写真では裏側にあるため見えません)を点火しメインバーナーを予熱します。その後、左側のダイヤルでマントルに燃料を噴射します。マントルに点火すれば予熱バーナーは閉じてOK。ちなみに予熱が不十分だと、点火に失敗し火柱が上がります!! 十分注意して点火しましょう。
明るさ・光の色合いは、100W程度の白熱電球と同等で、非常に明るいです。10畳くらいの部屋でも十分に光がいきわたります。(繰り返しますが、このランタンは屋外用です。)
燃料は約1ℓ入り、これで8時間程度持ちます。タンクの圧力を調整することで1~2割程度明るさを強弱することもできますが、基本は調整不可と考えておいたほうがよいでしょう。ポンピングは2~3時間に1回、20~30ポンピングで、安定して点灯していてくれます。
実際に使ってみると、点灯中は「ゴー」という大きめのバーナーの音がします。また、やはり灯油の香りがしますので、換気のよいところで使用しましょう。(しつこいようですが、このランタンは屋外用です。)
この製品は趣味性の高い製品です。点火の手間はもちろん、普段のメンテナンスもそれなりに必要になります。こういった手間は、私はむしろ楽しめる性質なのでこれを選びましたが、面倒くさがりな人、素早くスマートに使いたい人は、ガスボンベ式など他の種類のランタンが手軽でよいでしょう。
また火器ですので、点灯中は目を離さないようにしなければなりません。地震による停電の時には、余震での転倒事故などには特に注意しなければなりません。なので、今回の震災のような、地震とそれによる停電のケースでは、少し不向きかもしれません。こういった注意事項を理解した上で、うまく使いこなせば、強い見方になってくれるのではないかと考えています。
というわけで、灯油の照明を確保したわけですが、もう少し灯油グッズを深堀りしてみました。その話はまた次回紹介したいと思います。おたのしみに。
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